アリスのしっぽ

何せうぞ くすんで  一期は夢よ ただ狂へ

小規模事業者の補助金申請奮闘記③

事業再開枠として使えるもののメインは非接触式検温器(サーモカメラ)だった。4教室分合計5個購入した。ここで一つ失敗したのは支払いを個人のカードからのクレジット払いにしたことだ。この手の国の補助金はとにかく「見積書」・「契約書」・「納品書」・「請求書」そして「会社からの銀行振り込み」・「領収書」が大切、ということが身にしみた。

  • 実績報告書は2回書き直し

 圧倒的にクレジット払いの方が簡単なのである。しかし、実績報告書作成は圧倒的に手間がかかった。クレジットの明細と支払い確定日、その通帳のコピーをすべてつけわかりやすくまとめなければならない。そのほかは消毒用アルコールとマスクを購入。トイレもこの機会にペーパータオルに変えた。ここでも一つ、最初はチェックされなかったのに実績報告書提出後チェックされた箇所がある。ペーパータオルは認められても「ペーパータオルホルダー」は対象外ということだ。チェックする人によっても違うのだろうか?ちょっと納得いかない気がしたがその部分は削除訂正して再提出した。

 

 あとは、システム構築関係の支払いも。こちらは通常HP関係をお願いしている会社に依頼したのだが、システム構築分の支払いも最初一括で引き落としになってしまい、その分の細かい契約書と請求書と口座振替の詳細な明細を作成してもらって再提出した。ここが一番時間がかかった。

  • 長い道のり

本来の補助金の実績報告書のまとめと、事業再開枠の購入品のまとめをつくり、自分では「完璧だ!」と思って2021年4月1日に郵送した。大変なのはここからだった。待てど暮らせど音沙汰もない。やっと、しかも「不備・不足分再提出のお願い」という書類が来たのが三ヶ月後の7月5日付け・・・まじか・・・。

一つ一つもう一度チェックして再提出。また1ヶ月後前記のような最初は指摘されなかった不備。さすがにちょっと心が折れそうになったが、いや、日本全国から届く書類の山をひたすらチェックしていく担当の方々はもっと大変に違いない、と無理矢理思うことにしてまた再提出。ただ、またもやこの時期は夏期講習やら、秋のテストラッシュなどで忙しく中々出せないでいたら、ついには「早く出さないと補助金あげられないよ(ニュアンス)」というアドバイスなのか脅しなのか、のお手紙が来た。

  • そしてなんと1年半にわたる戦い?がついに終わった・・

私はとても気が小さいので、この手紙には慌てた。確かにこれは優先事項だ。頑張らねば、とついに書類を完成させて、少し恨みがましいいいわけもメモに書いて(見てる暇無いだろ💦)無事に郵送した。もちろんレターパックのしかも「速達」である。いや~頑張ったというよりはかなり疲弊した。

そして2021年12月10日、無事に会社の口座に補助金が振り込まれた。申請から振り込みまでは1年7ヶ月を要した。

自分の反省点としては、最初の実績報告書の詰めが甘かった、ということ。いずれにしろ書類のチェックにはかなり時間がかかるのだから、ここを一発でクリアできれば3~4ヶ月は短縮できたかも知れない。

ただ、繰り返しになるが、やはり申請手続きは時間がかかっても自分でやるべきだ。労力と補助金額を考えるとどうなの?とも思うが、そもそも結構な手数料を取られてしまってもいい、と思えるのだったら補助金もらう必要性あるの?と思う。

2022年6月。いよいよ本格的に「アフターコロナ」が見えてきた昨今。相変わらず私達はもがいている。そしてまた忙しい夏が近づいてきている。そして私はずっと新しい策、人の心に刺さるやり方はないか、とずっと考えている。そして懲りずに(笑)それを行うのに使える補助金ないかな、とこれは時々探している(終わり)