杞憂ーワンピースの「討ち入り」という言葉の重みー

• 赤穂浪士の討ち入り事件

ワンピースの「ワノ国編」で、ずっと気になっているワードがあります。それは「討ち入り」という言葉です。言わずと知れた赤穂浪士の討ち入り事件。まあもはやお芝居の中の世界になりつつありますが、主君の仇討ちのお話。仇討ちは成功しますが、結末は全員切腹です。本懐を遂げた後、四十七士(実際は四十六士)は切腹して果てます。小説からドラマや映画、歌舞伎やバレエなどでも扱われていますね。重いのですよ。言葉が。

• 「武士の世界観」

実際、赤鞘九人男達からは、しばしば不退転の決意と死に場所を求めているかのような台詞がでてきます。この「武士たちの世界観」と「ワンピースの世界観」が少し合わないような気がしていました。もしこの武士達が、無事に主君の敵討ち（カイドウに勝利）を遂げた後、全員自ら主君の後を追ったら・・・それをルフィはどう感じるのか。

まあ、錦えもんと河松とマルコの会話を聞いていると「生き残った」と言っているので大丈夫か。モモの助にはまだまだ錦えもんたちの力が必要だから、一緒にこのワノ国の復興に再び命をかけるのか。少なからずこの戦いで犠牲になった仲間もいるから（泣）彼らの思いに報いるために（自分の命のためでなく）もう少し頑張るのか

いずれにしても開国のタイミングか、モモの助が名実ともに「名将軍」になったら・・・まあ、まさか来週の海軍大将緑牛が出てくるタイミングではない・・・と信じたい、けれど一抹の不安がある。でも緑牛は藤虎と仲いい方だから赤犬とは思想が少し違うと思うし・・・でも、かつてヤマトを「ここで死なせない未来にかけた」武将達がいたように、恩人達を無事にワノ国から出航させるために・・なんて言うのもなくはない・・。いやいや、キャパ無いな。無理だ（笑）

• 休載前、ハッピーエンド希望！

まあ、回収すべきエピソードが多すぎてそれだけで大変です。すべて杞憂に終わることを確信？期待？しています。そんな大事件起こせません。あまり「討ち入り」という言葉の重さにとらわれるのはやめましょう。それより、ロードポーネグリフはどこにあるのか？そしてロビンは？

とにかく幸せな「でっかい宴」をやって欲しい！！幸せなまま最終章に向かって欲しい！！幸せな気分で１ヶ月待ちたい！

（おまけの疑問とツッコミ）

あとは「２０年後」について。２０年未来に飛んだ錦えもんたちと２０年をワノ国で過ごしてきた日和や傳ジローたちがそのまま今度は同じ時を過ごす事への違和感はあるのですよね、やっぱり。

モモの助は、まあとにかく見た目は２０年の時をうめました。他の武士達も本当はそうしないとまずいのではないかしら？