アリスのしっぽ

何せうぞ くすんで  一期は夢よ ただ狂へ

子供達は苦しんでいる

コロナ5類移行、円安、からの外国人観光客激増。観光地はコロナ前にすっかりもどったようである。景気のいい話が連日放送されている。3年以上苦しんだ観光地の人達にとっては「やっと……」という思いだろう。それはそれで素晴らしいことだと思う。ただ、この状況だと現場は人手が足りないんだろうな~。いいことばかりではないんだろうな~。

 

地方の田舎町ではあまりその恩恵は感じないし、子供達にとってはコロナ後のほうが何かと大変だ。3年間の自粛生活は学校行事に対する熱意をそいだり、体調管理疲れを引き起こしたりと生徒、保護者両方に嫌な爪痕を残したような気がする。

思えば、最初に「守る」という名目で犠牲になったのも義務教育の生徒たちだった。全国一斉休校宣言。あのときの何とも言えない気持ちは忘れることはないだろう。

起立性調節障害に悩まされる生徒は今や中学生では1割だという。これもコロナと無関係ではないのではなかろうか。中学生には高校入試のための出席日数という大きな関所がある。なんともつらい。そこの制度を何とか出来ないものなのだろうか。登校時間を気にせずに、体調が整えば学校に行ってOK!とか……そんなちょっと気楽な制度はないものか。皆が皆いいように、は不可能だとしてもそろそろ日本の学校教育も少しづつ見直す時期が来ているのかも知れない。でも「古き良き日本(幻想)」を崩したくない層は(そしてそこが岩盤)絶対変えないのだろうな~

いい面と変えた方がいい面、すべての人にいいようにするのは困難な事だ。でも、今子供達は苦しんでいる。これは現実。