アリスのしっぽ

何せうぞ くすんで  一期は夢よ ただ狂へ

終の住処問題

この地に嫁いで33年!整備から「取り残された」この旧中心地。今になっていよいよ道路拡張の話が本格化した。本日はその説明会。

まず、嫁に来た頃、そういう話はあった。「もうすぐこの道路が広がる」と。いつのまにか立ち消えになったのはおそらく反対が多かったのだろう。そしてこの南北に走る市道のわずか330メートルだけが「車通りは多いのに狭くて通りづらい。通りたくないNo.1」の道路になった。「こんな所」で商売(学習塾)営んでも皆来たくないんじゃないかな~と自虐的になるほど寂れた地になってしまった。まあ、完全に中身勝負なので、それはそれですごいと思う(自画自賛

 

時がたち空き家も多くなった。我が家の周りも両隣と裏のおうちは空き家である。ただ、両隣の方は別の場所にすでに新居を建て生活されている。

そして、近隣病院の移転により救急車がよく通るようになった。すぐ近くの市役所も新しくなった。それに伴い「旧市街地の活性化事業」が勧められている。色々事態は待ったなし。道路拡張はもう決定事項と言っていいだろう。

道路が広がり危険度が減るのは本当にありがたい。それは住民の共通した思い。しかし、その事業完成までにかかる年月(10年前後・・・果たして生きてるのか?)と、自分の年齢を考えるとため息が出てくる。

まして、商売を営んでる身としてはその間の事業をどうするか……。今回拡張される予定なのは西側なので中心となる教室は幸い対象ではない。ただ西側にもサブ教室と自宅がある。そこはごっそり削られるので、「今度どこに住む?」を真剣に考えなければいけない。主人は生まれてからずっとこの地にいるのでこれから引っ越すのも抵抗あるだろう。例えば新居を建ててすぐ施設に入る状態になる・・なんてことも笑い話でなく充分考えられる。

 

市の発展と若い世代の生活のために、シニア世代はどこかで捨て石になる覚悟をしなければいけないのだな~、と改めて考える今日だった。